ビーラウンドの創業は縁起を担ぎ平成7年7月7日でした(法人化は翌年の3月1日)。当時は多摩地域の不動産業者様や一般家庭をお客様としたハウスクリーニング事業中心の少人数の清掃会社としてスタートしました。数年して多摩地域を中心に仕事が増えてきた頃、訪問介護事業の方々とのご縁が深まり、次第に老人ホームに清掃作業を通して関わることに意義を感じるようになりました。
以来、私達は一貫して老人ホーム関連の清掃・メンテナンスを事業の核として取り組み、お客様のご要望に応えながらノウハウを蓄積して参りました。
そこで私たちのベースとなったのが『事業者様側、入居者様側の両方の視点を持つこと』『入居者様の快適な生活と安全を最優先すること』という基本的な考え方です。そして、この考え方は、通行人の多い商業施設やマンションなどの作業においても同様に活かすことができたため、老人ホーム以外でも私達の特徴を理解し歓迎してくださるお客様にも恵まれ、少しずつ成長することができました。
これまでの弊社の歩みは必ずしも平たんなものではありませんでしたが、様々な転機がある度に不思議と幸運に恵まれ有難い出会いや多くの方々に声をかけて頂くことで切り抜けることができました。
これまでお世話になってきた皆様に改めて深く感謝申し上げるとともに、これからも変わらぬご支援を賜わりますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。
株式会社ビーラウンド
代表取締役 村田 裕
A:『心を込めてハートをつかめ!』は最も重要な私達の行動指針(心構え)です。 私は創業当初より、現場で作業する時はいつもこのことを念頭に取り組んで参りました。そして、お客様のハートをつかんだ!と実感した時はこの上ない喜びと次への活力が湧いてきました。
最近、私は現場で作業することが少なくなりましたが、社員達もこの心構えを胸に秘めて、今日も最前線で頑張ってくれています。
A:誰にでも個々に様々な性格があるように、法人にも多様な法人格(=人柄?)があります。私達ビーラウンドの人柄・性格を一言で表すと『まじめで相談しやすい人』ですかね。あまり面白みはないかもしれませんね(笑)。
お客様から何か相談された時は一所懸命に何らかの答えを探してお応えする、お客様にとって“頼みやすくて頼りになる存在”であるべきと私達は考えています。仕事は仕様書の通りこなせば良いということではなく、机上では見逃されてしまう現場の状況を受信するために常にアンテナを張り、お客様の相談に応えて頼りにしていただく集団でありたいと思っています。
頼りにされたり相談を受けたりすることは誰でも嬉しいものです。 この手応えが私達の活力の源となり、さらに喜びとプライドをもって取り組むことができる。
この仕事の面白さは、そんなところにあるのではないかと思います。
A:ビルメンテナンス業や清掃業における仕事は、甲(お客様)と乙(ビーラウンド)という関係に於いて請負契約書を締結し、作業仕様書に基づき施工することが求められます。当然、甲乙の関係(甲がお客様であること)は永遠に変わるものではありません。
しかし、「ビーラウンド流」を実践してお客様との関わりを深めていくことにより、建物の管理や清掃についてだけは、いつの間にか甲と乙がとなりに並び、同じ目線で腕を組みながら現場を診たり、お悩み事の相談を受けたり、ご提案したりする関係になっている。
そんな光景が多くの現場で見られる会社でありたいと考えています。
A:きっかけは介護事業に関わる方々とのご縁に恵まれたことでした。しかし、そこからご依頼が増えていった要因は、私たちビーラウンドがお客様(介護事業者様、入居者様、ご家族など)のお困りごとやご要望を汲み取ったサービスの提供に専念してきた結果だと考えています。
施設を運営されるお客様の立場に立って立案する私達のサービスや独自のご提案は、床面やガラス面を主な清掃対象として請け負うビルメンテナンス業者の捉え方とは一線を画すものとなり、このような取り組みを必要としているお客様からの評価につながったことが要因の一つであったことは間違いないと思います。
昨今は、各種清掃作業のご依頼に加えて、介護事業者様独自の作業マニュアルの作成、適切な清掃ツールのご提案、清掃実技研修などコンサルのご要望をいただく機会も増えてきております。
ビルメンテナンス業、清掃業のほとんどは請負契約で成り立っており、仕様書に基づき作業が行われれば問題なく仕事を続けることができます。しかし、机上で作成する仕様書では表現できない『作業動線、作業工程、安全配慮、品質管理など』があり、そこが私達の強みやノウハウの一部となっています。
A:老人ホームなどの介護施設は『ビルディング』でありながら、高齢のご利用者様一人ひとりが365日生活される『家』の要素が強いため、いわゆるハウスクリーニングの視点を欠かしてはならないと考えています。
また、清掃作業マニュアルで表現できる作業方法・作業手順だけでなく、入居者様の一日の生活を踏まえた作業動線や声掛け、ご挨拶などが重要なポイントになります。
さらに、施設を運営するお客様のご要望を踏まえつつ、日常清掃では週の作業計画を作成し、定期清掃では作業工程表を作成・ご提示して、安全で効率的な作業実施に生かします。
もちろん他のマンションや商業施設における清掃においても、同様にお客様側に立った視点をいつも念頭に置き作業計画を立案し、丁寧で安全な作業で取り組んでおります。